賛否両論のクルマのタッチパネル。日産・スカイラインの操作性が実はとっても優れていた!

せっかく大きなタッチパネルがふたつも付いているから、普通はすべての操作をタッチパネルに組み込みそうになりがちです(大切なので繰り返し書きますが、輸入車でときどきある)。

そこをグッと堪えて、タッチパネルと物理スイッチの得手不得手をしっかり考えたうえで空調など最低限の物理スイッチを手の届きやすい場所に残しているから、運転中の操作がとてもしやすい。それでいて、停車中に行う細かい設定や情報の確認ではタッチパネルがとても便利。ホントよく考えられたインターフェイスです。

というわけで、スカイラインに長い時間乗ってみたらインターフェイスの出来が驚くほど優れていたことを実感。試乗会で乗ると動的性能ばかり気にしてしまうから、こういうのはゆっくり乗ってみて初めて気が付いたりする、という話でした。

それにしても、噂の「プロパイロット2.0」がついていないモデルでも、高速走行中のレーンキープで手放しを許してくれる時間がずいぶんと長いような……気のせい?

(工藤貴宏)

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工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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