見どころは、何といっても日本のアルチザン(職人集団)の代表作・最新作に触れ、その世界観を感じられることです。
まずはブルーといえばデニム、というわけで国産ジーンズメーカーの聖地、岡山・児島地区から参加しているのが「桃太郎ジーンズ」です。素材、織り、染め、裁断、縫製などすべての工程において純国産にこだわり抜いたプロダクトには、アパレルという枠を超えた職人魂を感じることができます。
そして「レザースタジオサード」の出展です。広島県福山市を拠点とする同社は、藍染めの技術を皮革に用いるという「福山レザー」を採用したウォレット等を展示しています。これまでの革製品で見たことのないような、レザーの可能性を広げるワザは、展示だけではなく2月16日(土)の11時から16時まで開催されるキーホルダーやブレスレット作成が体験できるワークショップでもその片りんが体験できます(有料)。
「ヤマト陶磁器」は、伝統の有田焼の、次世代に伝えていくべきコアバリューは守りながら、ブレークスルーに挑戦しているブランドです。絵師による自由闊達な表現が楽しめる作品展示になっています。
2月23日(土)から24日(日)には、イベント開催地の地元・広島在住の陶芸作家、出嶋正樹さんの作品の特別展示も行われます。伝統の益子焼と、出嶋さんがイギリスで学んだ窯焼きの製法が融合した芸術作品を、間近で手にできる貴重な機会となります。
また、ながめるだけでは満足できない、という方には2月19日(火)の15時からはキッチンスペースにおいて「鰆(さわら)の黄身焼き」が提供されます。こちらもしっかり、お皿やランチョンマットに青をあしらいイベントのテーマを踏襲しています。シンプルな調理法で供される瀬戸内を代表するお魚、間違いなく美味しいはずです。
気軽に参加できるイベントとしては2月23日(土)と24日(日)の各日14時から16時まではDIYで石けん作り体験の場も用意されています(有料)。ラベンダーとグレープフルーツどちらかの香りも付けられるので、クローゼットに忍ばせたりとアロマ的な使い方もいいですね。
そのほか、湘南T-SITEでの開催時は青にまつわるタイトルの書籍の販売や、青いボトルに入ったワインの試飲販売も行われていたようなので、広島T-SITEでも、きっと面白いポップアップショップが展開されることでしょう。