VWの商用バン「T6」の改良型プロトタイプを初めてカメラが捉えました。「T6」は次世代型も開発テストを行っていますが、このテスト車両はフェイスリフトモデルです。
「Tシリーズ」の歴史は、日本でお馴染み「ワーゲンバス」(T1)から始まりました。以降、1967年に「T2」、1979年に「T3」、1990年に「T4」、2003年には「T5」と進化を続け、現在のT6へと継承されています。
豪雪のフィンランドでキャッチした開発車両のフロントエンドは、ヘッドライトの下にクロスバーを持つ現行型と異なり、フロントグリルまで拡大されています。バンパーには細いエアインテーク、コーナーにはドライビングライトが装備されています。フロントグリルの黒い長方形はセンサーで、高度なドライバー・アシスタント技術も搭載されるはずです。またテールライトのグラフィックが一新されているのも見てとれ、エクステリアが大刷新される模様です。室内では、より大きなインフォテインメント・ディスプレイの装備が予想されます。
次世代型では、「MQB」プラットフォームを採用。ガソリンとディーゼルエンジンにくわえ、プラグインハイブリッドやフルEVのパワートレインが設定されると予想されています。さらに、米Appleと自立型トランスポーターを共同開発していると伝えられており、同ブランド商用バンラインアップの充実が図られそうです。
「T6」改良型のワールドプレミアは、速くても2019年内が予想されています。
(APOLLO)