WRC招致応援団がラリーに興味を持つきっかけになったのは、あの伝説の漫画だった!【東京オートサロン2019】

●モータースポーツ関連も盛りだくさんだった東京オートサロン2019

2019年1月11日(金)~13日(日)に幕張メッセで行われた「東京オートサロン2019」に行ってきました。

「東京オートサロン」は、1983年にチューニングカーマガジン「OPTION」誌創刊メンバーで最高速テストドライバーを務めていた稲田大二郎(通称:Daiちゃん)さんが、カスタムカー文化を世に広めるべく「東京エキサイティングカーショー」としてスタートしました。

昨年に引き続き幕張メッセ1~11ホール、そしてイベントホールも使用し、3日間の合計入場者数はなんと33万666人と過去最高! 東京オートサロン史上最大規模の、世界最大級のカスタムカーイベントとなりました。

「オートサロン」といえば目を見張るようなカスタムカーが多数展示され、モータースポーツファンには少し近づきにくい印象でした。

しかし最近では国内レースの体制発表会や、ドライバートークショー、F1、WEC(世界耐久選手権)、スーパーGTなどのレース参戦車両も展示されており、モータースポーツファンも楽しめるイベントになってきているんです!

 

【 WRC PARKって?】

数あるブースの中で私的に胸熱だったのが、国際会議場にあった「WRC(世界ラリー選手権) PARK」。

こちらは2020年シーズンのWRC日本開催を目指し、WRC招致準備委員会と開催予定地周辺の自治体がタッグを組んで完成したブースで、エリア内の特設ステージではスペシャルゲストによるトークショーが行われました。

遡ること一年前。ちょうど昨年のオートサロンでWRC日本ラウンド復活のため、WRC招致準備委員会の発足が発表されましたが、その努力は実らず2019年の開催は叶いませんでした(涙)。

しかし、WRC日本ラウンド開催を諦めたわけではありません! 金曜日にはラリー・ジャパン運営事務局長 高橋浩司氏によるプレスカンファレンスが行われ、2020年開催に向けての意気込みが語られました。

「まずは多くの期待に応えられなかったことに、お詫び申し上げます。私共も大変悔しい思いをいたしましたが、長期の目標を達成できなかったからこそ、見えたこともありました。新たな目標である2020年日本ラウンド招致を成功させるための一つのイベントとして、昨年11月に新城ラリーの場を一部お借りしまして開催地域、施設、コースの安全性などがWRC基準に達しているかをはかるための視察イベント『キャンディデートイベント』を実施いたしました。」
「FIAのオーガナイザーとしてティモ・ラウティアイネンさん、FIAセーフティーエレゲートからミシェル・ムートンさん、WRCプロモーターからオーリバー・シースラさんをはじめとする数名の担当者、それからマニュファクチャラー(自動車メーカー直営チーム)からはヒュンダイモータースポーツのチームマネージャー、アラン・ペナスさんに来ていただきました。我々の想定しているコースの一部がWRCの基準に達していないのではないか、また安全面に対してもご指摘はうけましたが、全体的に良い評価をいただくことができました。特に競技本部であるサービスパーク、SSS(スーパースペシャルステージ)、それからラリーパークを置く計画をしております愛・地球博記念公園、通称モリコロパークの施設につきましては大変高い評価をいただくことができました」

また高橋氏によると現在、新たな取り組みを行っているそうです。

「現在、招致準備委員会では2020年のWRC日本ラウンド開催に向けて新たなロードマップを作成しております。今年の秋には何らかの形でイベントを実施することも含め、現在ロードマップ全体を慎重に検討しているところでございます。2020年WRC日本ラウンドの正式な開催決定は今年の秋、おそらく10月頃になるとは思いますけれども、少しでも早く応援していただける皆さんに良い報告ができるよう我々も精一杯働きかけ活動をして参りますので、これからも引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします」

この記事の著者

yuri 近影

yuri

2006年のF1日本GPを観に行ってから、どっぷりF1&ジェンソン・バトンにはまってしまったF1女子。F1が大好きですが、車の運転は下手(小林編集長お墨付き)、メカニズムも苦手、だけどドライバーの知識と愛だけは自信あり! もっと気軽にF1を楽しんでもらいたい、好きになってもらいたいという気持ちで執筆活動をしています。
趣味はバトンの追っかけと、F1海外観戦。現在は新米ママとして子育てに奮闘しながら、のんびり記事を更新中。あたたかーい目で見守っていただけると嬉しいです。
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