【デトロイトモーターショー2019】レクサスRC Fがマイナーチェンジで日常からサーキット走行までの走りを大幅に進化!!

さらに注目は、「F」の高性能と進化への飽くなき挑戦を象徴するという、「Performance package」を新設定。日本のSUPER GTや米国のデイトナ24時間レースなど、モータースポーツで培われた技術が応用され、CFRPの外装部品やカーボンセラミックブレーキ、チタンマフラーなどの採用でさらなる軽量化が果たされたそう。加えて、加速性能、空力性能も向上され、より高い次元の運動性能を得たとしています。専用のインテリアカラーやオーナメントパネルにより走りへの期待も高まる仕様になっています。

マイナーチェンジ後のRC Fは、車両重量の低減により、従来型比20kgの軽量化を実現。さらに、限界領域でのコントロール性向上を目的に、トレッドパターン1本1本のコンパウンド材質までこだわった新たなタイヤを開発。これにより、サーキット走行などにおいても優れたハンドリングが得られるそう。

4,968ccの「2UR-GSE」は、472hp/7100rpmで、535Nm/4,800rpmというスペック。パワートレーンにも手が入れられています。NAエンジンならではのリニアな加速フィーリングを際立たせるため、エンジン出力を向上させるとともに、エアクリーナー形状変更による吸気性能向上とスロットル制御の改良によりアクセルレスポンスを向上。また、ディファレンシャルのローギヤ化により、サーキット走行におけるアクセルでの車両コントロール性を向上。これらにより、街乗りの際にも軽快な走りを実現したとしています。さらに、エンジントルクを制御し、発進時のタイヤ空転を防ぐローンチコントロールが採用され、スポーツ走行における鋭いスタートダッシュが可能。

新設定された「Performance package」は、エンジンフード、ルーフ、フロントスポイラーなどの外装部品やブレースにCFRPが使用されるほか、カーボンセラミックブレーキやチタンマフラー、軽量アルミホイールにより従来型よりも70kgもの軽量化を実現。その何恥じない高い運動性能を誇るそうです。

さらに、専用のカーボンリヤウイング(固定式)も注目ポイントで、標準車に採用されているアクティブリヤウイング以上のハイダウンフォースとロードラッグを発揮することで、高速走行時の安定性と高速域の伸び感を両立するそうです。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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