新型ジムニーでオフロードコースを走行してきました。
20年ぶりにフルモデルチェンジした新型は、元々持つオフロード走破能力に加えて電子制御走行補助システムを多く追加。誰でも安心してハードなオフロード走行が楽しめる仕様になっています。
まずはモーグルと呼ばれる小高い丘が連続して並んでいる地形で走ってみます。
最低地上高が低い車ではこのエリアに入ることもできませんが、ジムニーは当然ながら軽々と進入することができます。
ただ最低地上高が高ければいいというものでもありません。ジムニーでは左のタイヤがストロークしたら反対側の右タイヤが自動的にぐいっと地面に押さえつけられる、左右が連結されたリジッド方式のサスペンションを採用しています。
このため相当ハードなコブが連続する場面でも車両の底が着くことはなく進行することができます。
このように地面をしっかりと捉える足回りがあり、かつ低速トルクにあふれるエンジンとローギヤードの副変速機によって、ゆっくり・しっかりと走り抜けていきます。
今回試乗したのは5速マニュアルトランスミッション仕様ですが、走行中に神経質なクラッチ操作を強いられることはありませんでした。ドライバーはステアリングに神経を集中していれば難なく走行できます。