「40」「60」「90」というボルボの3本柱の中でも、とりわけ重要な中核モデルが60シリーズ。その60シリーズの先陣を切って、昨年フルモデルチェンジしたのが、SUVのXC60です。
今回はそのXC60の中で唯一、市場投入が先送りされていたディーゼルモデル「D4」の試乗会に参加し、北海道〜東京というロングドライブで出来栄えを試してきました!
走りだす前にちょっとXC60のおさらいから。
XC60は、これまでに世界累計100万台超を売り上げたというボルボのベストセラーSUV。現行モデルは2009年に登場した初代を継ぐ2代目で、プラットフォームやパワートレーンなどの全面刷新という変革から生まれた新世代のボルボです。
日本仕様は過給機の組み合わせが異なる2種類のガソリンエンジンに、システム出力405psという激速ハイブリッドモデル、そして今回試乗したターボディーゼルという4つのパワートレーンをラインナップ。
注目すべきは、搭載エンジンがどれも2リッター4気筒だということですが、これは莫大なコストのかかるパワートレーンの開発を効率化し、同時に動力性能や環境性能とも両立させようというボルボの理念「Drive-E」に基づくもの。ちなみに駆動方式も、すべてAWD(全輪駆動)となっています。