このディーゼルエンジンでは、NOx処理を尿素SCRで行うようになったこともニュースです。尿素SCRとは、アンモニアが窒素酸化物と化学反応して窒素と水に還元される原理を用いた応用した排ガス浄化技術ですが、これにより触媒への負荷が小さくなり、より余裕を持ったNOx対策が可能となりました。
この方式ではアドブルーと呼ばれる高品位尿素水の補充が必要になりますが、その頻度は1万5000km〜3万kmに1回、3000円程度といいますから、財布の痛みを気にする必要はなさそうです。
というわけで、2日間で北海道〜東京・新宿を無事完走しました。トータルの走行距離1092.6km、通算燃費15.1km/Lというドライブでした(2名乗車+機材、コンフォートモード常用、エアコンON)。車重1.9トンのSUVとしては、見事な燃費といえるでしょう。
新型XC60でディーゼルを待ち望んでいた皆さん、待っただけの価値はあると思います!
(文:角田伸幸/写真:平野 学)