今後の旧車シーンの大黒柱的存在!? R30系のオンリーの『6thスカイライン・ミーティング』

6月3日に浜名湖ガーデンパークで開催された『6thスカイライン・ミーティング』(通称ロクミー)と呼ばれるイベントに行ってきました。

ちなみに6代目スカイラインは1981年に直列6気筒SOHCのL20E型NAエンジンとターボエンジンをトップモデルに搭載して登場しました。

同年末には直列4気筒DOHCのFJ20Eエンジンを搭載する『2000RS(以下、RS)』グレードが追加されます。後にこのFJ20Eエンジンにはターボも装着されてパワーアップを果たします。

1983年のマイナーチェンジでは、RS系に薄型のヘッドライトが採用されて大きく印象を変え、『鉄仮面』と呼ばれます

この世代のスカイラインはR30系と呼ばれますが、L20E型エンジン搭載のモデルはHR30、FJ20EのものはDR30として区別して呼ぶのが通例です。

さて今回で6回目となるこのイベント、年々台数は増加していて、2018年は約70台の参加となりました。

会場の車両はフルノーマルからカスタム済みまで様々。当初、圧倒的かと予想していた『西部警察仕様』の台数は見る限り多数派ではないのが意外でした。

主催者の「赤黒ペンギン」さんによれば参加台数は年々増加しているとのこと。また参加する層は40代がメインですが、近年は20代の若いオーナーが増えてきたとのこと。

当日会場に来ていた「うたまる」さんもそんな若いオーナーの一人。乗っているのは初期の2ドアRSで、内外装ともに完全オリジナルのグッドコンディション車。

聞けばDR30を選んだきっかけは父親がかつて4ドアのRSに乗っていて、その印象が大きかったからとのこと。会場にはその父上も一緒に来ていて楽しそうにしていました。なるほど、こうして世代を超えて熱が引き継がれていくんですね。

来場車のカスタム内容は様々ですが、ボディカラーは純正設定色をキープし、エクステリア全体の印象もオリジナル、もしくは新車当時の「空気感」を尊重する傾向にありました。たとえばエアロも純正オプション品や新車当時に流行したスタイルの製品を選択するといった形です。

主催者の赤黒ペンギンさんのRSターボもそんな傾向の1台で、外観はオリジナル+アルファを保っていました。

それでいてエンジンはFJ20Eをフルオーバーホールした上でTZ517タービンを組み、S15シルビア用ECUを書き換えて制御するなどのモディファイして仕上げています。

DR30ターボはノーマルでも十分なパワーを持っていますから、このチューンドRSであれば最近の車両にひけを取ることはないでしょう。

さてそんなR30スカイラインの維持事情はどうなんでしょう? 結論から言えば「困難だけどイージー」とも言えるそう。なんだか矛盾してますが、実情はこうです。

困難といったのは内外装をはじめ、あらゆる純正部品が供給終了となっているため、損傷したり故障した場合に通常修理ができないという点。

たとえば後期「鉄仮面」と呼ばれるモデルでのヘットライトユニットなどでは「レンズ表面のくもりや、リフレクター部分のメッキ部分が剥がれたりといった劣化によって規定の光量が出ず、車検に通らないこともあります」(赤黒ペンギンさん)ということに代表されるように、各部で問題が出ているそう。

このようにフルオリジナルで維持していこうとすると大変なんです。

一方でイージーな点は、R30を専門とするショップが独自に補修/性能アップ、リプロのパーツを多く出してくれている点。エンジンや駆動系といったメカニズム系はもちろん、ボンネット(カーボン製。本来はカスタム目的ですが、純正の補修にも使えるでしょう)やフロントフェンダーといった大もの外装パーツまで用意されているというから心強いのです。

R30スカイラインは、今からフルオリジナルで維持していこうとした場合にはかなりの資金や時間が必要かもしれません。

その一方で「しっかり走る」ことを第一義にして、豊富なアフターマーケットパーツや純正流用をオッケーとするなら、これほどいじりやすくて情報の多い「ハチマル旧車」も珍しいくらいだと言います。ちょうど、空冷絶版バイクを最新パーツで仕立てていく楽しみ方と同じ、と言えば雰囲気がわかっていただけるでしょうか。

というわけでR30シーンは、今後もがんがん盛り上がっていくでしょう。

(写真・文/ウナ丼)

【関連リンク】

赤黒ペンギンさんのみんカラページ
https://minkara.carview.co.jp/userid/1527364/blog/