パトカー、白バイ、おまわりさん、子供のころはみんな大好き…なのに、私はこうして警察を嫌いになった!?

■空港から警察署まで、ずっと速度違反!?

そもそも警察官だって制限速度を厳守しているかとなれば、明らかに「No!」だろう。私は違反を目撃している。数年前、車上荒らしで盗難被害に遭った際、犯人捕まったという連絡を受け大阪に出向いた。その際、刑事さんが捜査車両で空港まで迎えにきてくれたのだけれど、空港の駐車場を出て警察署まで、ずっと速度違反である。

冗談で「警察の人も速度違反しますね~」と言って刑事さんと大笑いになったほど。前出の古屋議員も「歩行者が出てくる危険性がない場所で制限速度の20km/h超過を取り締まるのは疑問」。なのに交通取り締まりの警官は、高速道路のような60km/h区間での20km/h違反を真面目な顔をして「悪」だと言い切る。

自分自身は当たり前のようにスピード違反をしておきながら、捕まえる側になったら容赦なく切符を切る。自分にウソついてよく平気ですね、と思う。そんなことをやっている人を敬愛出来るワケがない。最近では自転車の無謀運転の取り締まりを全く行わないことも、警察嫌い育成の大きなエネルギーになっているようだ。

繰り返すが警察の仕事は本来素晴らしい。世の中になくてはならない存在である。警察側も、信頼されるようになるため努力して欲しいと思う。方法は簡単だ。多くの人が「危険なのでなんとかして欲しい」と感じている順番に取り締まって行けばよい。古屋議員の言う通り安全な道路での20km/h違反の優先順位は極めて低い。

(文:国沢光宏)