日産自動車がヨーロッパ向けディーゼル車を順次廃止。2025年までに販売台数の半数を電動化へ

日産自動車が欧州で厳格化する環境規制に対応するため、欧州向けのディーゼルエンジン搭載車を新型に切替えるタイミングで廃止する方針を固めたそうです。

日産ではSUVなどの幅広い車種にディーゼル車を用意していましたが、今後はEVやHVなど、電動車両の開発に経営資源を集中させる考えのようで、新聞報道によると、2025年までに年間新車販売の半数を電動車両にするそうです。

日系自動車各社ではディーゼルエンジン搭載車(乗用車)を新型に切り替える段階で無くす方針で、トヨタ自動車も2018年以降、6車種の乗用車で展開しているディーゼル車販売を順次廃止する模様。

これまで欧州では燃費の良さや加速性能の高さからディーゼル車の人気が高かったものの、2015年に発覚した独VWの排ガス不正問題を契機に、需要が落ち込んでいる状況。

こうした背景から自動車各社は一斉に脱ディーゼルに動いており、ボルボ(スウェーデン)やルノー(フランス)も新たにディーゼルエンジンを開発しない方針を表明しています。

Avanti Yasunori・画像:NISSAN)

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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