5代目トヨタ「RAV4」、高まるSUV人気のなか日本でも2019年春に発売へ

世界的にSUVの人気が高まっている中、トヨタ自動車が来春国内発売を予定している新型「RAV4」。先頃「ニューヨーク国際自動車ショー2018」でワールドプレミアされました。

豊富な商品ラインナップを持つトヨタですが、国内市場向けのクロスオーバーSUV(フレームレス)と言えば意外にも「C‐HR」と「ハリアー」のみの状況で、販売店からのニーズも高まっていた模様。

1994年に発売され、今日のクロスオーバーSUVブームの先駆けとなった初代RAV4から数えて5代目となる新型の車体サイズ(北米モデル)は、全長4,595mm、全幅1,855mm、全高1,700mmと堂々としており、ホイールベースも2,690mmと4代目比で30mm長くなっています。

カムリにも使用されているTNGA-Kプラットフォームを採用しており、基本コンポーネントを流用しつつRAV4用に最適化。

パワートレーンには2.5L直4直噴ガソリンエンジン+8速ATと、2.5Lハイブリッド(THSⅡ)の2タイプが用意されており、前者には新4WDシステムの「ダイナミックトルクベクタリングAWD」、後者(HV)にはモーターで駆動する後輪の最大トルクを従来比で1.3倍に増やした新型「E-Four」がそれぞれ採用されています。

エクステリア、インテリアは「XSEハイブリッド」、「リミテッド」、「アドベンチャー」の各グレードごとに差別化。

「RAV4」は初代モデル発売以降、米国を中心に昨年末までに世界で累計812万台を販売するトヨタの世界戦略モデルの一つとなっており、来春とされる5代目の日本発売にも期待が高まります。

Avanti Yasunori・画像:TOYOTA)

【関連記事】

トヨタ自動車が中国市場へのEV投入を2020年から「年内」に前倒しする理由
https://clicccar.com/2018/05/06/586991/

トヨタが米国向け新型「RAV4」を現地生産から国内輸出に切替えた理由は?
https://clicccar.com/2018/05/03/586171/

国内自動車8社の世界生産2.5%増、トヨタは5年連続世界販売1千万台超え
https://clicccar.com/2018/04/30/584992/

BMWがピュアEV「iX3」のコンセプトモデルを公開。2020年発売予定
https://clicccar.com/2018/04/26/583653/

トヨタが5代目「RAV4」をワールドプレミア!日本では来春発売
https://clicccar.com/2018/03/30/573459/

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
続きを見る
閉じる