1000wくらいのインバーターを付けているキャンピングカーユーザーもいますが、やはりサブバッテリーの寿命は短くなると言います(平均的な寿命は2〜3年とされています)。
電子レンジを積んでいた頃は、発電機を稼働させていました。ドライヤーや炊飯器も発電機です。ただ、発電機は騒音がするのでTPOをわきまえないといけません。特に我が家Rocky21に搭載されているONAN 3600は音が大きい方ですから、迷惑にならないよう気をつけています。
エントランスの自動ステップもけっこう電力を消費します。冷蔵庫も常時わずかながら電力を消費しています。あとは水道ポンプ、換気扇、ポーチライト、これくらいでしょうか。
サブバッテリーへの充電方法はソーラーと走行充電のみで、外部電源からの充電は外してあります。過充電を防ぐためのコントローラーも設置してあるので、今にして思えば外部電源からも充電できるように繋ぎ直してもらえばよかったです。修理中に車庫に入れておく場合など、外部電源を繋げておけば安心ですし。次回、サブバッテリーを交換する時は頼んでみるつもりです。
それからソーラーで充電しているのも長持ち効果があると思います。夜間に電気を消費して、バッテリー残量が減っているときにエンジンをかけると一気に電気が流れるのでバッテリーに負荷がかかると聞いた事があります。ソーラーなら朝日が昇るとともに緩やかに充電するのでバッテリーに優しいというのです。
もちろん過放電はもっともバッテリーを疲弊させます。たとえディープサイクルタイプであっても、12V以下にはならないように気をつけたいものです。
取り替え時の注意点としては、同じ105Aであってもバッテリーの大きさがメーカーによって微妙に違うので、きちんと計ってから購入しないと収納場所に入らなくなる場合があります。
2005年当初は、50wソーラー1機とサブバッテリー2個でしたが、曇天で走行充電もしない日には電力が足りなくて夜間には自動的に消灯、という感じでした。サブバッテリーが古かったのと、まだキャンピングカー生活に慣れていなかったせいもあったと思います。
ソーラーパネルはキャンピングカークラブの方々と共同購入させていただいたので、一般価格よりも安く手に入りました。設置もクラブの方が無償で引き受けてくださったので、たいへん助かりました。2006年に2機、翌年も2機、あわせて4機(70wを3機/85wを1機)となり、サブバッテリーも4個に増設しました。
快晴の日中は、ソーラーが常に充電してくれるので電化製品を使用していてもバッテリーの電圧が減ることはないのですが、夏などはインバーターがものすごく熱くなります。ファンつきでもそれなりに熱くなりますので、何時間も連続使用する際には、少し休ませてあげた方がいいと思います。
またソーラーパネルも熱すぎると充電能力が落ちるそうです。ソーラーパネルのカタログに記載されている発電量は25度時のもので、夏の炎天下ではパネルが高温になりすぎるため少し木陰くらいの方がいいということになります。
暑さに弱いのはパソコンも同じです。蛇足ですが、パソコン用の冷却パッドも重宝しています。
おまけ、電源タイマー。これがあればタイマーがついていない家電も安心。たとえば寝る前に音楽を聴いたり電気毛布を使っていてもタイマーで通電をオフにできるのでバッテリーの過放電を防げます。
筆者が使っているのは一番安い商品なので仕組みもシンプルですが、デジタルプログラムタイマーやスマホで遠隔操作できるタイプもありますよ。
(松本しう周己)