【クルマのミライ】新型VW・ポロの3気筒ターボは、軽乗用車の評価に影響する?

こうして3気筒ターボエンジンを認める風潮が強まれば、ターボエンジンを積んだ軽乗用車も恩恵を受け、その評価を上げるようになるのかが気になります。ほとんどの軽ターボ車がCVTを組み合わせているため、ラバーバンドフィールという先入観から評価が上がることはないのか、それともポロが採用したことで軽乗用車が長年採用してきた3気筒ターボを再評価する流れになるのでしょうか。

その功罪は置いておくとして、アイドリングストップが普及したことにより停車中に感じるエンジン由来の振動はあまり気にならなくなっているのも、また事実です。それでも走行中にエンジンを揺さぶるような動きからは逃れられない3気筒エンジンの振動(偶力)はありますが、VWポロのような、そもそも評価の高いクルマに3気筒ターボが搭載されることで、そうした部分にユーザーが慣れていけば、「あばたもえくぼ」とばかりにチャームポイントになっていくのかもしれません。

(写真:小林和久/VGJ 文:山本晋也)

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この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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