【新型VWポロ・試乗】視界良好&エッジあるデザインで、運転時にボディサイズ拡大は気になりません

先代から8年の時を経てモデルチェンジした6代目フォルクスワーゲン・ポロ。

エンジンは先代よりダウンサイジングした1L3気筒ターボ。これに7速ツインクラッチ式MTのDSGを組み合わせてフロントを駆動するという構成です。

VWポロといえば日本の5ナンバーサイズに収まるサイズ感が大きく支持を受けてきましたが、新型は幅の面で収まらずに3ナンバーになっています。このことを嘆く方も少なくないと思います。が、その気持ちはわかりますが悲嘆にくれる必要はないと思いますよ。

というのも全長4060mmで全幅1750mmというポロのサイズは、たとえば日産ノートと比べると幅こそ5cmほど広いのですが全長はむしろ5cm短いのです(ノートは全長×全幅:4100×1695mm)。またルノー・ルーテシアと比べると幅は同一で、全長はこれまたポロのほうが5cm短いのでした(ルーテシアは全長×全幅:4095×1750mm)。

つまり新型ポロのサイズはBセグメントにおける標準値、もしくはそれよりやや小さいレベルに収めていると捉えることができます(先代が全体の標準値よりかなり小さかったとも言えますね)。

実際の取り回しで気になる視界に関して、新型ポロはボンネットラインもしっかり見えますので不安感がありません。またボディ全体がスクエア基調になっていて各部にエッジが立っているので車両感覚は掴みやすいです。おそらく「新型も5ナンバーサイズですよ」と言われて乗ったら車幅増にまったく気付かないような気もします。

この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
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