日産の5ナンバーミニバン、セレナにeパワーと呼ばれるハイブリッドモデルが追加されました。
eパワーというシステムはすでにコンパクトカーのノートで採用されたもので、エンジンの動力で発電した電気を使ってモーターを駆動するシリーズハイブリッドのことです。基本的なシステムはノートのものと同じですが、モーターはノートよりも25%パワフルな136馬力/320Nmとなります。エンジンも同じ1.2リットルの3気筒ですが、84馬力と7%出力が向上されています。
駆動用バッテリーはリチウムイオンで容量は1.8kWh。駆動用バッテリーの搭載場所はフロントシート下となっています。ノートでは12Vバッテリーがラゲッジルームに積まれていましたが、セレナではエンジンルーム内に収めたことで、室内空間を狭めないことを実現しています。
セレナeパワーはエンジンを搭載していますが、エンジンの動力ではクルマを動かしません、駆動用動力は電気です。メインスイッチをオンにしても、エンジンは始動せず、最初はモーターだけで走り出します。このセレナeパワーから採用されたマナーモードをオンにすれば駆動用バッテリーが満充電なら約2.7kmの距離をモーターのみで走行できます。