オークションの不思議として、どの車両も最初に予想されていた価格と大きく違わない価格で落札されていきました。でもトヨタ2000GTとR32のGT-Rは、世間相場からいえば相当おトクな買い物だったのではないかと思います。また、公開されることでその車両の価値がおおやけのものとなるという副次効果も見逃せません。
数年後にこのオークションの落札価格を振り返ったとき「うわぁ、昔は安く落札できたんだなぁ」と感じるようなら、日本の「コレクタブル・カー」市場が熟成しているモノサシといえるかもしれません。とくにショップが精魂こめたチューニングカーに関しては、これをきっかけに独自の相場が形成されていくことでしょう。そうした価値向上は、きっとマシン作りの励みになるはずです。こんごもさまざまな発展の可能性を秘めているのがBHオークションなのです。
(畑澤清志)
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