フラッシュサーフェスによってクオリティ感が高まったボディは、クルマを1周する太いモールでしっかり引き締められ、凝縮感とさらなる質感の向上をも達成。
インテリアは、必要最小限の情報をコンパクトに集約しながらも、インパネからドアトリム、リアまで連続した流れを表現。ツートンカラーのシートとともに、室内の質感を一気に向上させました。
「若々しい感性のコンパクトクオリティカー」というコンセプトは、実用を最優先した初代と2代目のファンにとって、随分と軽々しい発想に思えたかもしれません。
しかし、後にルノーに影響を与えたと噂された3代目は、ボディをカタマリで捉えることで、表面的な装飾に陥らず、伸びやかさと質感の高さを兼ね備えた独創的なコンパクトカーとなり得たのです。
●主要諸元 ダイハツ シャレード GT-XX(5MT)
型式 E-G100S
全長3610mm×全幅1615mm×全高1385mm
車両重量 810kg
ホイールベース 2340mm
エンジン 993cc 3気筒DOHC12バルブターボ
出力 105ps/6500rpm 13.30kg-m/3500rpm
(すぎもと たかよし)