3つ目のチェックポイントはインテリア。新型リーフには、旧型リーフにあったツイン液晶メーターは廃止され、普通のメーターになりました。旧型ルーフは、とってつけたような先進性アピールのようで「見ずらいなあ」と思っていましたので、なくなっても不満はありません。視線移動が少なくなるとはいえ、結局もう一つのメーターも見るので、結局は煩わしかったのが問題でした。
新型リーフにはグレードがS、X、Gとあります。CAさんによると主要販売グレードはGとのこと。プロパイロットパーキングといった先進装備をつけるにはX以上のグレードが必要であり、実質400万円近い車両価格となります。となると、内装の質感は、価格を考慮するとやや釣り合っていないかなという印象を受けました。
ステアリングホイールやセンターコンソールは現代風のデザインを持たせつつ、きっちりと作られた印象でよいのすが、それでもこのレベルは、昨今の国内のクルマ、例えばスバルやマツダといったメーカーのもっと安い車でも実現できています。EVであるという価値にインテリアの質感を少し我慢できるか、購入者によっては不満を覚えるかもしれません。
シートに座ったり、写真撮ったりと、あまりに集中していましたので、まさに買わんとしているお客様のように見られたのでしょう。「そろそろお話を、、」とい切り出される寸前に退散することにしました。ごめんなさい!その気になったら必ずこちらに買いに来ます!と心で思い、そそくさと帰路につきました。
いろいろと確かめたことで、目に見える違い以外のクルマに乗ってどうなのかがますます気になりました。新型リーフの、スペック表に現れない感性の部分をしっかりと体感しておきたいと想い、いつか乗りたい気持ちを押さえるために、ディーラーでいただいたパンフレットで、ボディ色をまじまじと見ている私なのでした。
(吉川 賢一)