武田ポルシェRSR 3450cc
259.45km/h
3.5リッターフルチューンの武田ポルシェ。チューナーはアウトバーン・モーター。キャブはトリプルチョークのウェーバーを使う。ツインプラグ用の巨大なレース用デスビに注目!
ボディは935ノーズでフロント重視。サイドスカートにカレラRSR3.0用スポイラー。空力バランスはフロント優先。ただ、ボンネット上面の気流がサイドに回り込む形状は、やや抵抗になる。
アウトバーン武田ポルシェRSR3.5
アウトバーンチューン
[エンジン]排気量:3450cc/ボア・ストローク:98.0×74.4/ピストン:マーレーアルミ鍛造/コンロッド:ポルシェレース用/カムシャフト:ポルシェレース用/クランク:ポルシェレース用/バルブ:IN49φ EX41φ/キャブレター:ウェーバートリプルチョーク×2/圧縮比:-
[サスペンション]Fコイル:934トーションバー/Fショック:ビルシュタイン934用/Rコイル:934トーションバー/Rショック:ビルシュタイン934用/ブレーキ:ポルシェレース用
[タイヤ]F:P7 205/50VR15/R:P7 225/50VR16
トラスト大川トランザム 7654cc
255.31km/h
大川トランザムのシボレーLS6改467は30cmも後退させてマウントしている。他チューナーとは違い、手製のマニホールドにウェーバー48IDAを4連で装着している。「セリカはクラッチ・スリップ、トランザムは風で踏めずと、今回はいいところナシです。何となく気分的にものらなかったし・・・。」(トラスト大川)
シボレーLS6改467
[エンジン]排気量:7654cc(467CID)/ボア・ストローク:109.47×101.60/ピストン:TRWアルミ鍛造/コンロッド:キャレロ鍛造/クランク:ハンク・ザ・クランク鍛造/ブロック:LS6 4ボルト/ヘッド:LS7オープンチャンバー改/カムシャフト:イスキー・メカニカル/リフター:メカニカル/キャブレター:ウェーバー48IDA×4
[サスペンション]Fコイル:ノーマル/Fショック:コニレーシング/Rコイル:ノーマル/Rショック:コニレーシング/ブレーキ:エアロクィップホース
[タイヤ]F:P7 285/50VR15/R:P7 285/50VR15
[ギヤ比]トップ:1.000/ファイナル:2.730
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
タイヤもナニも、この時代の最高速テストは恐怖以外のナニモノでもなかったようです。さて、次回【その5】からは一気に参加マシンチェックをしましょう! あのクルマも、あそこのマシンも登場です! お楽しみに。
(Play Back The OPTION by 永光やすの)
【関連記事】
最高速テストドライバー「稲田大二郎」が誕生した日【OPTION1983年2月号・その1】
最高速テストドライバー・Dai稲田が誕生した日。トップタイムはウエスト・コルベット285.71km/h【OPTION1983年2月号より・その2】