これが国際スピードトライアル新記録を出したアスカ・ディーゼル・ターボだ!【OPTION1984年1月号より・後編】

24時間の静かなる戦いに挑み、そして、それまでのアルファロメオが持っていた記録を見事に更新した、いすゞの名車、アスカ・ディーゼル・ターボ。【後編】では、そのメカニズムと記録をチェックしてみましょう。

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これがアスカDTのスペシャルメカだ!

外観上、オリジナル・アスカと異なるのは、フロントに張りだした大きなエアダムくらいで、全体イメージはさほど大幅なモディファイを受けていない感じだ。

だが、やはり空力特性をよくするためにボディ全体をフラッシュ・サーフェイス化している。窓のサッシュはボディ面と面一になり、ボディサイドはわずかに左右に膨らんでおり、車両の下面をフラットにして車高を75mm下げている。これらの空力的処理は風洞を使って行われ、Cd値は0.27と生産車ベースとしては良好な値となっている。

リヤスポイラーはむしろ抵抗となるので装着せず、トランクリッドを20〜30mm持ち上げてあるだけだ。

ウインドウグラスはすべてアクリルにするなど軽量化も図っているが、全長が伸びているので、車重は生産モデルとさほど変わらず1010kg。

サスペンションは安定性重視のセッティングで、スプリングを10%固め、ショックアブソーバーを20%強化している。タイヤはBS製の195/60-14。レーシングタイヤではなく200km/h以上保障のVRタイプ。コンパウンドは変形に対して発熱量の少ない硬めで、転がり抵抗が少ないもの。エア圧は3.5kg/cm2の高圧。


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