IDC2017出場選手が多数参戦!D1ロシアで「世界のドリフト」を見てきた!【IDC2017】

いよいよ開催が近づいてきたINTERCONTINENTAL DRIFTIMG CUP 2017。同大会に出場する選手が日本人選手も含めて多数出場するというD1ロシア大会「D1 ASIA PACIFIC PRIMRING GRANDPRIX」が9月16〜17日にロシアのプリムリングで開催されました。

ウラジオストックから程近いプリムリングでロシアを中心に日本、中国、タイなどからも参戦という国際的なドリフト大会であるD1 ASIA PACIFIC PRIMRING GRANDPRIX。

優勝は日本から参戦の藤野 秀之選手。さすが日本発祥のモータースポーツであるドリフト、その伝統を見せ付けるカタチでの優勝は見事の一言。

そして日本からD1グランプリのイメージガールであるD-LOVEitsがコスプレで登場。様々な日本文化を紹介するということでもロシアの地では大きな話題となっていました。

優勝を果たしたのは日本人選手でしたが、2位にはロシアの若手有望ドリフターであるダミル選手が藤野選手との決勝対戦でサドンデスに持ち込み激しい走りで2位となります。ロシアをはじめ海外も選手の層が厚くなっていることを感じさせるD1 ASIA PACIFIC PRIMRING GRANDPRIX。

FIA公認の初めてのドリフト世界大会であるINTERCONTINENTAL DRIFTING CUP 2017(IDC2017)でも各国に広がる熱い選手の層を目の当たりにすることでしょう。その中でもプリムリングに出場していたIDC2017に出場する選手を紹介したいと思います。

ジョージ・チヴシャン選手はロシアのRussian Drift Series 2015チャンピオンで黄色のシルビアS15でプリムリングを戦っていました。

決勝戦出場をかけたリーグ戦では賛否あるものの川畑真人選手との戦いに勝つという場面も見せています。

そんなジョージ・チヴシャン選手からコメントをいただいています。英語で翻訳字幕なしですが、最後に日本語でご挨拶をいただいています。

アルカディ・サレグラセブ選手はロシアのRussian Drift Series 2016チャンピオンで赤いヘッドライトのR34スカイラインでプリムリングを戦っていました。

1400kgもあるスカイラインを巧みに操り、追走では松井有紀夫選手に勝利。しかし続くロシア歴代チャンピオン対決でジョージ・チヴシャン選手に敗退しますが、これは組み合わせの不運ともいえる展開でしょう。その実力は日本で戦ってもかなり上位に食い込むはずです。

そんなアルカディ・サレグラセブ選手からコメントをいただいています。英語で翻訳字幕なしですが、こちらも最後に日本語でご挨拶をいただいています。

タイからプリムリングに参戦したのは、日本などではS(エス)選手として名が知られるチャナッポン・ケードピアム選手。

D1チャイナシリーズにも参戦しアウェイでの戦い方を身に着けているというS選手もタイでは国民的ヒーローになりつつあるとのこと。

そんなS選手からコメントをいただいています。英語で翻訳字幕なしですが、最後に日本語でご挨拶をいただいています。

最後は日本でも「ポンちゃん」「Pond選手」としておなじみのデチャポン・トイングチャレン選手。

日本のD1グランプリシリーズやチャイナシリーズにも参戦。毎日どこかでドリフトしているというPond選手。IDC2017ではトヨタ86に日産VR37エンジン、つまり現行GT-Rのエンジンを積んで参戦とのこと。

そんな気合の入ったPond選手。IDC2017への意気込みを日本語でコメントしていただいています。さすが日本で長年戦っているだけあって日本での世界大会開催には特別な思いがあるようです。

ここで紹介した4名を含めて世界中から24名の選手が終結してドリフトの世界一を決める世界初のFIA公認ドリフト世界大会「INTERCONTINENTAL DRIFTING CUP」はいよいよ9月30日から10月1日にお台場特設開場で開催です。

<開催概要>
名称:FIA Intercontinental Drifting Cup
開催日時:2017年9月30日~10月1日
開催場所:東京都・台場特設コース
実施内容:FIA(国際自動車連盟)が新たに承認したモータースポーツ・ドリフトの初めての世界大会
公認:FIA
主催:株式会社サンプロス

公式サイト http://fiadriftingcup.com/2017/

(写真:高橋秀彰 文:松永和浩)

 

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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