「谷田部で最高速に挑戦」の意味とは? ポルシェ、トランザム、コルベット……外車軍団も筑波おろしに泣いた日【OPTION1983年2月号・その4】

オートテクニカルショップBM-Z 2947cc
262.77km/h

ATS-BM-Z、これがL型のエンジンノイズか!?と思わせるほど、心地よい響きを発したエンジンパーツは、オリジナル物の加工というが…。

「北野さんが走った時、290km/h出てたハズ。足まわりがいい状態じゃなかったのに、ふたりのドライバーともによく踏んでくれました。今回は諦め、次のマシンを整備して実力で勝負します!」(ATS-BM浅見)

L28改 スリーテックチューン

[エンジン]排気量:2947cc/ボア・ストローク:89.0×79.0/ピストン:G20改/コンロッド:レース用オプション/カムシャフト:スリーテック78度加工/クランク:秘/バルブ:IN45φ EX36φ/キャブレター:ソレックス50φ/圧縮比:-
[サスペンション]Fコイル:レース用オプション/Fショック:レース用オプション/Rコイル:レース用オプション/Rショック:レース用オプション/ブレーキ:レース用オプション
[タイヤ]F:P7 205/55VR16/R:225/50VR16
[ギヤ比]トップ:0.864/ファイナル:3.545
ROD MOTORSコルベット 5985cc
260.86km/h

RODモータースのシボレー350は、輝くばかりに美しく仕上げられている。このエンジン画像を見れば、コルベットが完全な「フロントミッドシップ」なのが分かるだろう。

「デフが間に合わなくて、ギヤが高すぎて失敗した」。(RODコルベットオーナー柴塚)

シボレー350 LT-1改

[エンジン]排気量:5823cc(355CID)/ボア・ストローク:102.36×88.49/ピストン:TRWアルミ鍛造/コンロッド:TRW鍛造/クランク:GMハイパフォーマンス鍛造/ブロック:LT-1 4ボルト/ヘッド:ブロンフィールド・アルミ/カムシャフト:クレーン・メカニカル/リフター:メカニカル/キャブレター:ホーリー850改
[サスペンション]Fコイル:ディックガルツストランド/Fショック:コニ・アジャスト/Rコイル:ディックガルツストランド/Rショック:コニ・アジャスト/ブレーキ:GM純正・ガルツストランド製パッド
[タイヤ]F:P7 285/50VR15/R:P7 285/50VR15
[ギヤ比]トップ:1.000/ファイナル:2.730

この記事の著者

永光やすの 近影

永光やすの

「ジェミニZZ/Rに乗る女」としてOPTION誌取材を受けたのをきっかけに、1987年より10年ほど編集部に在籍、Dai稲田の世話役となる。1992年式BNR32 GT-Rを購入後、「OPT女帝やすのGT-R日記」と題しステップアップ~ゴマメも含めレポート。
Rのローン終了後、フリーライターに転向。AMKREAD DRAGオフィシャルレポートや、頭文字D・湾岸MidNight・ナニワトモアレ等、講談社系車漫画のガイドブックを執筆。clicccarでは1981年から続くOPTION誌バックナンバーを紹介する「PlayBack the OPTION」、清水和夫・大井貴之・井出有治さんのアシスト等を担当。
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