マツダCX-5で名古屋から能登へ。「日本の美ってなんだろう」の旅【後編】

■個人的おすすめスポット!

輪島を出てからは、一路、金沢方面へと向かいました。こちらの絶景は「機具岩 (はたごいわ)」。機織りの神様の伝説が語られる、高さ16メートルの女岩と高さ12メートル男岩が向かいあう夫婦岩です。女岩の方がでかい……。「いいぞ、機具岩!」縦横ともにラージな女性である筆者オススメのスポットです。

もう一つ。これは正直ないしょにしておきたいおすすめなスポットにたまたま出会いました。それは「道の駅 赤神」の食堂。魚の定食がすごいです。美味しすぎるので詳しくは書きませんが、お近くに行かれる際はぜひ寄ってみてください。

■超爽快!千里浜

ちょっとドライブから話が逸れました。さて、さらに能登半島の西岸を南下すると、名高い「千里浜(ちりはま)なぎさドライブウェイ」が。日本で唯一、クルマで走れる全長約8kmの砂浜です。

砂が細かくよく締まっているのでオフロード感はほとんどなく、ただただ美しい砂浜を走っているという爽快でちょっと不思議な体験ができました。

ちなみに運転し心地は。筆者は運転が下手でインプレッションを書けるようなアレではないのですが、CX-5はとても運転しやすいと感じました。もちろんSUVらしく視界が広く、座ってみて頼もしい感じ。とはいえ全幅は1840mm、動きはスマートで、すいすい運転できる印象でした。

しかも。これが実は大きいのですが、私の乗ったクルマにはアクティブ・ドライビング・ディスプレイ(フロントガラスに速度やナビが映し出されるアレ)とか、レーンキープ・アシスト・システム(はみ出ないように、とか、車線の中央を走れるように、とか、ステアリング操作をアシストしてくれるアレ)がついていました。これがまた!大変助かりました。

時速やルートは視点を動かさず確認できるので、見るともなしに頭に入ってきます。ステアリングの修正も、クルマがすっと手を添えるようにさりげなくサポートしてくれるので、下手な私でもあまりガチャガチャしませんでした。高速道路では特に、ストレスや不安感が少ない気がします。

さて。筆者個人の話なのですが、安全に替えられるものなどない、それは重々わかっていても、最新のシステムによって従来的な運転の楽しさは多少減ったりするのかな?というイメージもありました。

しかしCX-5について言えば、そんなことはなかった。様々なおもてなしがありつつ、走ることの楽しさや気持ちよさの純粋な部分は残されているのだなと、ちょっと感動した次第です。

この記事の著者

くぼきひろこ 近影

くぼきひろこ

もともと一族郎党モーター好きな家庭に生まれたんですが、なぜか私だけ車にあまり興味がなく…。偶然のご縁があってクリッカーと関わるようになりました。様々な車やその周りの人々と出会いに恵まれ、最近なんとなく「あれ?車、もしかしてすごく好きかも??」そんな思春期のような心持ちです。
知識も経験もほぼゼロからスタート。そして今も限りなくゼロに近いですが、車愛の萌芽をたよりに、いつか一番好きなスタイルを見つけられたらと思っています。
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