アイサイト・ツーリングアシストは間違いなくクルマ好きが作った運転支援システム【レヴォーグ アイサイト・ツーリングアシスト公道試乗】

進化したアイサイトである「アイサイト・ツーリングアシスト」を搭載したレヴォーグを、公道で試乗しました。アイサイト・ツーリングアシスト搭載モデルには、日本自動車研究所(JARI)と日本サイクルスポーツセンター(CSC)で試乗をしていますが、公道で試乗するのは初めてです。

集合場所は東京港区六本木の六本木ヒルズで、イベントが開催されたのは8月10日。翌日よりお盆休み本番になるということで、都内の渋滞は最高潮に達していました。試乗車として渡されたのはレヴォーグの1.6リットルモデルです。六本木ヒルズの地下駐車場のスロープもレヴォーグだとイージーさがあります。改めて日本ではこのクラスまでが扱いやすい感じました。

さて、試乗は首都高速をメインに行われました。「アイサイト・ツーリングアシスト」の追従機能やレーンキープ機能は高速道路や自動車専用道路で使うことを前提とされています。料金ゲートを通過した時点で、ステアリングスポークに付いているACCのメインスイッチをオン。続いて、「SET(セット)」スイッチを押すことで「アイサイト・ツーリングアシスト」が機能します。

設定速度はセットスイッチを押した瞬間の速度となりますが、その後「+」スイッチを押すことで設定速度をアップ、「-」スイッチを押すことでダウンできます。「+」は「RES(レジューム/復帰)」、「-」スイッチは「SET」と同じスイッチで機能が兼ねられています。つまり、ACCが働いてないときや一時停止時は「SET」や「RES」として機能、ACC作動時には設定速度調整スイッチとなるわけです。今回の試乗では、「SET」した瞬間は45km/hでしたので「+」スイッチを使って60km/hに合わせました。

この記事の著者

諸星陽一 近影

諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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