355mmの全長延長、そして40mm背が高くなっているのは、3列目への対応でしょう。公開されたサイドビューの写真を見る限り、ルーフラインはテールゲートにいくほど下がるのではなく、ほぼ水平基調で、3列目頭上空間への配慮がうかがえます。
3列目の足元スペースもBMW X5とほぼ同等の全長355mmを考えると、そこそこ確保されると予想できますが、SUVだけにフロアが高く、乗降性はミニバンのようにはいかないと思われます。
3列目で大型ミニバン並の常用スペースを確保するのは、CX-8よりもさらにひと回り大きなキャデラック・エスカレード、リンカーン・ナビゲーター級のサイズが必要で、そうなると日本での取り回しに影響が出てきます。
おそらく、乗降性はそこそこで、大人が無理な姿勢を強いられることなく座れるサードシート(子どもなら常用可)というのが落としどころになっていると思われます。また、6人乗り/7人乗りの設定があると発表されており、2列目は2人掛けのキャプテンシートと3人掛けのベンチシートが用意されます。
なお、エンジンは2.2Lの新世代クリーンディーゼルエンジン、6ATのみと発表されています。
(塚田勝弘)