【ゆとり世代のチョイ乗り報告】新型「マツダ・ロードスター」の真髄はオートマにあり!?

オートマ(AT)かマニュアル(MT)か……、果たしてどちらがいいのでしょうか? スポーツカーを買う際の悩みどころで、クルマ好きなら十中八九MTを勧めるはず。

しかし、いまや運転免許取得者のほとんどはAT限定だと聞きます。たしかに、思い返せば、大学時代に周りの友人たちは男女ともAT限定がほとんど。かくいうワタクシもAT限定で取得したクチです。

後にスポーツカーに乗りたくて限定解除し、MT車を所有してみたものの、信号や渋滞で停車する頻度が多い首都圏ではMTの旨味を味わう機会が少なく、坂道発進などで余計な気も遣わなければならず、「こんなことならラクなATでよかったなぁ……」と思ったわけです。

しかし、旅行などで信号や渋滞の少ない地域を運転していると、今度はMTならではの“ギヤチェンジ”が恋しくなってくるのも事実。

つまり、変速が楽しいATがあれば一件落着ということなのでは?というワガママな願望が頭に浮かびましたが、実は新型「ロードスター」こそ、まさにそんな1台なのでした。

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目の前に用意された「ロードスター」は、マツダのシンボルカラーであるプレミアムソウルレッドを纏った「レザーパッケージ」の6速AT。最上級グレードにあたり、車両本体価格は314万2800円。

「CX-5」から定評のあるデザインコンセプト“魂動”を前面に出すのではなく、歴代ロードスターの面影に、“魂動デザイン”がもつ躍動感や艶やかさを織り込んだ佇まい。その姿は、紛れもなく「ロードスター」の正統進化系であることが伝わってきます。