かつての提携先が強敵に?トヨタとテスラがEV開発で火花を散らす日

2014年以降、両社が協業することは無く、同年12月にトヨタは水素で発電、モーターで走行するFCV(燃料電池車)「MIRAI」を発売しました。

MIRAIの発売後、イーロン・マスクCEOはFCVは価格が高く、エネルギー効率が悪いとして「フューエルセル(燃料電池)はフール(愚かな)セル」「燃料電池は永遠のミライ技術」などと、言葉を選ばずFCVを激しく攻撃。

日経新聞によると、その後トヨタはテスラの株価上昇に合わせ、2016年内にテスラの1%超に当たる約234万株全てを売却、500億円以上に上る売却益を得た模様です。

一方、カリフォルニア州では「ZEV(Zero Emission Vehicle)」規制強化が待ち受けており、2018年以降、排出ガスを一切出さない電動車(EV、FCV)の販売比率が引き上げられる見通し。

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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