競技中に一日一度はサービスパークに戻るルートが設定されます。その際に30分程の時間が取られ、整備・修理(選手は栄養補給&休憩)を行います。
このサービスパークに出入りの際もTCがあり、指定時間に遅れるとペナルティとなります。アクシデントや故障で競技が続行不能になるとレース同様リタイアとなります。
ただし、再出走が可能ならば「デイリタイア」を選ぶことで、翌日再スタートが可能となります。とはいえ、ペナルティは非常に重く、優勝争いに絡む事はほぼ不可能となります。
一日の競技が終了すると、車両は主催者により再び保管(パルクフェルメ)されます。通常はその前に1時間程の時間がとられるのでサービスで整備を受け、パルクフェルメに送り出します。
これを最終日まで繰り返し、総合タイムの最も速い車とクルーが優勝となります。
以上の流れがラリー競技の進行です。ラリーではサービスパークでラリーカーの整備を目の前で見る事ができます。
GAZOO RACING WRTではWRCでも整備作業をファンに見せることもサービスの一つと考えるそうです。タイミングが良ければ選手にサインをもらったり、話を伺う事もできるかもしれませんよ。
ただし、サービスパークの中は競技車両の通行が優先。ラリーカーの移動とチームの作業を邪魔しないように見学しましょう。
(川崎BASE)
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