動力源を2つ積むことから「重くなって効率が悪い」と懐疑的で、かつて「ハイブリッド」を傍流扱いしていた欧米の自動車メーカー。各国の燃費規制が厳しくなる中、次々とプラグインハイブリッド(PHV)を投入させているのが現状ですが、今後はEVをはじめとした電動化車両も急速に普及する可能性があります。
ハイブリッドを普及させたトヨタは、EVを「短距離向け」としてきましたが、グループでEVにも注力。車種やクラスに応じてハイブリッド、PHVを使い分けるなど、電動化を中心とした戦略にシフトしていきますし、フォルクスワーゲンなどの欧州勢もEVを続々と登場させそうです。
元祖エコカーといえる「ハイブリッド」を切り拓いてきたトヨタ。1997年8月に日本でコースターハイブリッドEVを投入して以来、同年12月に世界初の量産ハイブリッド乗用車として初代プリウスを投入。