日産ノートe-POWERが目指すEVの弱点を克服する「3つの新発想」とは?(その1)【等身大インプレ】

先日、横浜で開催されたカービュー(みんカラ)主催の試乗イベント「日産NOTE e-POWER SPECIAL TEST DRIVE 」に参加することができました。そこでパンダトレノに続く「等身大インプレ第5弾」は、試乗会のプレゼン等を交えて日産ノートe-POWERを紹介したいと思います。

試乗会の冒頭、日産のマーケティング部門と開発部門の方、そして自動車評論家の河口まなぶさんから、ノートe-POWERについてプレゼンテーションがありました。ポイントは、次の5つです。

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1.電気自動車リーフは2012年に発売後、世界累計販売が20万台超えを達成した。リーフは世界一販売台数の多いEVであり、日産はEVのリーディングカンパニーになった。

2.ノートe-POWERでは、リーフの強みである「レスポンスの良さ」や「滑らかな力強い走り」を最大限織り込むとともに、リーフの弱点である「航続距離の短さ」や「充電の不便さ」を克服すべく、3つの新発想をコンセプトにして開発した。

3.新発想の1つめは「モーターだけで走る」こと。ガソリンエンジンで動くハイブリッドでありながら、駆動全域で電動車の力強くレスポンスに優れた走りを実現した。

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4.新発想2つめは、「タイヤと繋がらないエンジン」。エンジンを発電専用とすることで徹底的に効率を高め、「長い航続距離」と「ハイブリッド燃費No.1」を実現した。(効率が良すぎて発熱しないため、冬は暖房でエンジンがかかる場合がある)

5.新発想3つめは「アクセルで止まる」で、アクセルオフの加減だけで、減速から停止まで行なうワンペダルドライブを採用。これによりブレーキ操作を約7割も減らすことができた。