アクセラ、アテンザに搭載するマツダの新技術「G-Vectoring Control(Gベクタリングコントロール)」を実感する方法があった

年末で登場から4年を迎える現行マツダ・アテンザがマイナーチェンジを行い、先だってアクセラに搭載されたのと同じ新技術「G-Vectoring Control(Gベクタリングコントロール)」が採用されました。

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マツダのフラッグシップたるアテンザが、アクセラにあってないものがあっちゃ困る!というわけでしょう、4年ちょうどのタイミングを早めてのマイナーチェンジなのかもしれません。

今回のマイナーチェンジは例によって主に外から見えないところのブラッシュアップが特徴となっています。

「例によって」というのはマツダのこのところの戦略。うまくまとめられたKODOデザインを変化のために変えることなく、ユーザーにとって本当に役立つものを採用していこうという姿勢のことです。

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なので、目に見えない技術の採用が多くなるわけで、新車の特徴を伝える側としてもちょっと苦労したりもします。

さてそのGベクタリングコントロールですが、以前の説明会で試乗した「ON」「OFF」ができるようになったアクセラのテスト車両では、同じ路面で切り替えるとその走りの違いは私にも体感でき、ホッとしたものです。

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その違いは直進安定性が良くなる、コーナリングの回頭性が良くなる、結果的に乗り心地も良くなる、といいコトづくめです。それを、エンジンの制御でやっているのですから体感したってまだホンマかいな?となぜか関西弁っぽく思ってしまいます。

アテンザには切り替えスイッチがありませんが、これまでのGベクタリングコトントロール非搭載モデルとの乗り比べでも明らかに違いがわかりますし、少し慣れてくると「ああ、この部分はアレが効いてくれてるな」とわかってきました。

しかし、私が心配する範疇ではないのかもしれませんが、「セールスの現場ではお客さんにどうやって理解してもらうんだろう」との疑問が頭をよぎります。

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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