PSAプジョー・シトロエン・グループが「Groupe PSA」に社名変更。PHVを7車種、EVを4車種投入へ

現在「Groupe PSA(グループPSA)」は、フランス政府に加えて、中国の東風汽車から出資を受けています。

ここ数年で、プジョー308などに代表されるようにライバルに十分対抗できる魅力を備えたモデルがリリースされているだけに、今後ブランドの再浮上を狙うにはEVやPHVなどのエコカーの開発と販売は必須でしょう。

発表された中長期経営目標にもエコカーの開発なども盛り込まれています。

具体的な数値としては、パフォーマンス向上とコストの徹底的な見直しなどにより、「2016年から2018年までの自動車部門における平均営業利益率を4%、2021年に6%を目標とする」というもの。

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ほかにも「26モデルの乗用車と8モデルの商用車を生産し、毎年3ブランドで各リージョンにおいて最低1台のニューモデルを発表する」、「7モデルのプラグイン・ハイブリッドと4モデルの電気自動車、そしてネット接続された自動運転プログラムの導入に代表される、充実した最先端の技術戦略を継続する」などが掲げられています。

新しい社名のGroupe PSA(グループPSA)は、グループが持つ3つのブランド(プジョー、シトロエン、DS)のブランド力を均等に表現したものだそう。

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新社名のロゴは、プジョーデザインラボのクリエイティブ・チームである、グローバル・デザイン・スタジオによってデザインされ、「新たな夜明けを切り開く情熱と野心を象徴し、新しい時代に向けて製品とサービスの進化を体現」されているそうです。

ロゴに使用されているミッドナイトブルーは、たとえば2010年に創業200年を迎えた、自動車メーカーでも世界屈指の歴史を誇るグループの豊かな歴史を裏付けるものとしています(シトロエンは1919年設立)。

(塚田勝弘)

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この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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