【東京モーターショー15】日本はFCV、PHV、EV三位一体で環境対応をリードする!

一方、石油・ガス会社等のエネルギー関連企業、自動車メーカー等20社で設立した水素供給・利用技術研究組合「HySUT」のブースでは水素ステーションを会場に再現。

FCV に水素を充填するための水素ディスペンサーでトヨタ「MIRAI」に700気圧に高められた高圧水素を補給する様子をデモンストレーションしました。

HySUT

同組合のプレス・ブリーフィングでは水素ステーションの最新状況を紹介。

2011年の共同発表後、2015年度内(~2016年3月/末)までに水素ステーションの全国100ヵ所設置を業界をあげて推進しており、現在四大都市圏を中心に28ヵ所が開所済みで、年度末までに81ヵ所が開業予定になっているそうです。(首都圏:37ヵ所、中京圏:20ヵ所、関西圏:12ヵ所、北部九州圏:12ヵ所)

HySUT

ノズル形状は既に国際標準化済みで、海外への輸出も視野に入れた設計になっていることから、今後、日本の技術が海外へ展開されて行くことになる模様。

水素は漏れても直ぐに大気中に拡散するため、溜めない限り着火する危険性が低いのが特徴ですが、水素ステーションには安全対策として水素検知器、火災検知器を備えているそうです。

HySUT

今後の環境対応では水素派、電気派が存在するものの、目指すところはどちらも「低炭素社会の実現」であり、日本としてはFCV、PHV、EV三位一体で世界をリードして行くことになりそうです。

Avanti Yasunori

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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