【東京モーターショー15】FCV普及に欠かせない水素ステーションが分かる「HySUT」

水素ステーションには、大きく分けて「オンサイト式(水素製造装置)」、「オフサイト式(貯蔵)」があり、具体的にはガソリンスタンド併設型、移動式水素ステーション、CNGスタンド併設型、コンビニエンスストア併設型があります。

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同組合は、水素ステーションの安全、安全設計と保安体制の取り組みに加えて、FCV・水素インフラの実証、研究開発なども事業内容。

プレスブリーフィングでは、FCVの利点も簡単に紹介されていました。水素はガソリン車並の短時間(3分程度)で補給(約5kg)が完了し、満タンで500km以上走行が可能。

また、よく言われる「水素を作り出す際にCO2を排出するのでは?」という指摘に対しては、水素はエネルギー効率が高く、ガソリン車と「Well to Wheel」の観点から見てもエコであるとアピールされていました。

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現在の充填は水素ステーションの専用スタッフが行い、セルフ式ガソリンスタンドのように自分ではできませんが、法整備などが進めば将来的にはセルフでできる日がくるかもしれません。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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