新車販売のうち約40%が軽自動車と言われるほど、売れに売れている軽自動車。
ボディサイズやエンジンの排気量には制限があるものの、普通車に優るとも劣らない実用性と、普通車よりも安い税金などの維持費の安さを武器とした日本ならではのクルマです。
いまでこそスズキとダイハツの二社に、ホンダそして日産&三菱の連合が加わって活況を呈していますが、それでも軽自動車に重きを置いているのはスズキとダイハツの二大メーカーに違いありません。
今回、紹介するスズキが初の量産軽自動車「スズライト」を発売したのは1955年のことでした。
スズキの“スズ”と、軽いと光明の“ライト”を掛け合わせた「スズライト」は、359ccの空冷2サイクル2気筒エンジン(15.1ps/3800rpm)を搭載するほか、FF方式を四輪車に初めて採用したモデルであり、2008年には軽自動車のあり方を示唆した歴史的な名車として日本自動車殿堂歴史車に選ばれました。