新型プリウスにも搭載!? クルマ同士が通信して協調走行するシステム【動画】

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通常のクルーズコントロールでは、ミリ波レーダーからの情報を使って先行車に追従していますが、先行車もITS Connectを搭載している場合には、自動的に車車間通信(クルマ同士の情報交換)をはじめます。

そのメリットは速度変化を早めに伝えることにあります。

たとえば、なんらかの状況変化により先行車がブレーキを踏むなどして減速すると、760MHzの専用周波数を使って、すぐさまその情報が追従しているクルマに伝えられるといいます。

それによって、レーダーが先行車の減速を捉えるより前に、減速することが把握できるので、スムースに速度をアジャストできるというのです。

今回、軽めの渋滞に先行車が追いつくときに、そうした情報が伝わるシーンを助手席で体感しました。

ブレーキランプが点灯した瞬間に、アクセルオフでエンジンブレーキを使った減速をするような振る舞いを想像していたのですが、それほどの反応速度ではない模様。

メーカーエンジニアの説明によれば、先行車のペダル操作ではなく、減速Gの情報をやりとりしているのだそうです。減速する意思ではなく、あくまで減速そのものに反応しているので、これで十分にスムースな走りになっているのだということです。

(撮影・文 山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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