【関西 ものづくりワールド2015】古河電工が銅素材技術による自動車用部品を展示

まずワイヤーハーネスについては、軽量化が大きなテーマになっています。

最近の自動車の電気・電子機器増加に伴って1台の自動車に搭載されているワイヤーハーネスの重量は20kg~50kgにも達しているということで、ワイヤーハーネスの軽量化は燃費向上に必須の要素になっています。

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ワイヤーハーネスの軽量化のために、同社では銅素材に特殊な添加材を加えて細い銅線で大きな電気を通せる高導電性電線を提供しています。また、さらなる軽量化を狙い、ワイヤーハーネスをアルミ線化するための技術も開発している、とのことです。

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銅製の各種コネクタ、スイッチ接点については、自動車メーカーが求める特性に応じて、銅素材の硬さ・曲がりやすさなどを添加材で調整し、銅素材の表面に表面処理を施すという技術を長年にわたって追求してきたそうです。

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われわれ一般ユーザーは自動車と銅というと、あまり関係がないような印象を持っていますが、今回の同社の展示を拝見して、1台の自動車には多くの銅素材と銅素材に関する技術が活躍していることがよく分かりました。

(山内 博)