トヨタの自動運転車が首都高を実験走行。価格はいくら?

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もちろん、開発中ですから、止まってしまうような渋滞を苦手としていたり、位置情報の精度不足なのかラインが乱れたりと、すぐに市販できるレベルではありません。自動運転の技術はまだまだ進化が必要と感じられるものです。

それでも首都高という難しいルートを、それなりに走ることができるレベルに達していることから、自動運転が夢の技術ではなく、たしかに2020年には実用可能であることが実感できるものでした。

もっとも、自動運転のハードルはAI関係の技術開発だけではありません。現段階ではセンサーだけでウン百万円という話もあります。

自動ブレーキと呼ばれる「プリクラッシュセーフティシステム」が、数万円~で手に入る状況を考えると、自動運転機能だけでクルマが買えてしまうような価格アップというのはユーザーを選びます。

自動運転の確実性を高める技術開発と同時に、2020年までに現実的なコストを可能にするセンサーや制御系の最適化にも期待です。

(撮影・文 山本晋也)

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この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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