トヨタの自動運転車が首都高を実験走行。価格はいくら?

デモンストレーションに設定されたルートは首都高・有明インターから豊洲インターを往復するというもの。有明インターは左から本線に合流しますが、豊洲インターは右から降りるという難易度の高いルート設定は、自信の表れといえそうです。

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自動運転といっても、決められた道を走るのではなく、目的地を入力することでクルマ自身がルートを設定するのはもちろん、運転を担当するAI(人工知能)は、適切な加速やコーナーのライン取りまでも考えているといいます。

そのドライビングテクニックは、トヨタのトップクラスのテストドライバーを参考にしたもので、一般ユーザーよりも圧倒的にうまいレベルにあるといいます。実際、インターから本線に合流する際の躊躇ない加速や、白線内でアウト・イン・アウトのラインを走る様は、地図をなぞっているレベルとは一線を画するAIのドライビングが感じられるものでした。

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山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビ・・・