デモンストレーションに設定されたルートは首都高・有明インターから豊洲インターを往復するというもの。有明インターは左から本線に合流しますが、豊洲インターは右から降りるという難易度の高いルート設定は、自信の表れといえそうです。
自動運転といっても、決められた道を走るのではなく、目的地を入力することでクルマ自身がルートを設定するのはもちろん、運転を担当するAI(人工知能)は、適切な加速やコーナーのライン取りまでも考えているといいます。
そのドライビングテクニックは、トヨタのトップクラスのテストドライバーを参考にしたもので、一般ユーザーよりも圧倒的にうまいレベルにあるといいます。実際、インターから本線に合流する際の躊躇ない加速や、白線内でアウト・イン・アウトのラインを走る様は、地図をなぞっているレベルとは一線を画するAIのドライビングが感じられるものでした。