──M4の外観は他のMモデルと同様、派手なエアロパーツなどは装着されていません。ただ4シリーズと比べるとエアインテークやフロントエプロン、マフラー、
あと前後フェンダーや、
ボンネット、ルーフ、ドアミラー、サイドギルなど
形状がけっこう違いますね。写真で見るよりボリュームを感じます…ってこの外観が「muscle(筋力)」なポイントなのですね。写真で見るよりマッチョだと感じます。
「そう、この外観は存在感が圧倒的に高く『格好いい』ですね。とくにリアフェンダーの形状はクルマ好きにとってたまらないものではないでしょうか。私は80年代後半から90年代前半にグループAで活躍した初代M3を思い出しました。あと空力を意識してデザインされた美しいエアロパーツや大きなブレーキローターなど、見た目で4シリーズと違うことがわかるパーツも魅力を感じます」
──室内はどうですか? シートなど4シリーズとはけっこう違いますよね。
「身体をしっかりサポートするシートは硬めではありますが長距離ドライブに向いていると思います。一見、柔らかいほうがロングドライブにいいと思えますが、しっかりと作られた硬めのシートのほうが疲れにくいのです」
──パネルなどにカーボン素材が使用されています。
「内外装ともに仕上がりが美しいカーボンパーツを装着しているのは4シリーズよりスペシャルだということがわかるポイントですね。カーボンは軽量化に効果があるのはもちろん、男心をくすぐる素材ですし」
──カーボン製のパーツといえばルーフやボンネット内に装着されているエンジンルームのストラット・ブレースなどが目立ちますね。
「外観を見ただけではわかりませんが、プロペラシャフトやリアスポイラーと一体化されたトランクリッドもカーボン製なんですよ」
──確かに、トランクリッドまでカーボン製だということは気づきませんでした! ここまでカーボンパーツにこだわっているとは、やはり4シリーズと比べM4がスペシャルなクルマなんですね。