BMWの電気自動車「i3 Concept」はイマドキのEV風ですが20年前に原型があった!

BMWが”BMW i”という電動車両の新ブランドを発表したのが今年2月。

そして、ついにBMW iを冠したピュアEVのコンセプトカー「i3 Concept」が姿を現しました。

いまどきの電動車両っぽいスタイルですが、リアにモーターを配したRWDというのはさすが。

開放感あふれるキャビンは、死角を減らす効果も大きそう。

 

あわせて動画も公開されています。

 

ともかくコンパクトな2BOXの電気自動車がBMWから誕生する日は遠からず訪れるのでしょう。

 

ところで、このi3 Conceptのエクステリアイメージに、どこか見覚えがあるとういうひとがいれば、かなりのBMW通。

 

思い出すのは、おそらくこのクルマ。

1991年に登場した、「E1」と名付けられた電気自動車のプロトタイプ。

i3 Conceptと比べると、かなり実用的なエクステリアで当時から本気だったことが伝わってきます。

 

そしてリアビューは、かなりi3 Conceptに受け継がれている印象あり。

 

 

つまり2BOXスタイルのピュアEV、最近のブームに乗って着想されたわけではないということ。

ちなみにE1もリアにモーターを搭載したRWDのEVでありました。ミニとプラットフォームを共通化したFFモデルの登場もウワサされている昨今ですが、EVでもリア駆動にこだわるのがBMW流ということなのでしょうか。

 

 

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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