──M4を語るうえで最後のワードといえば「magical(魔法のような)」なのですが、これってクリッカー読者が気になる乗るだけで魔法のようにモテるクルマだということなんですか?
「わかりました(笑)。実際、女性に乗ってもらってわかったのですがMモデルの歴史や成り立ちを知らなくても迫力あるスタイリングやバケットタイプのレザーシートなどが好印象のようです。あと男だけでなく女性にもカーボンパーツは受けますね。面白いのが、ステアリングのステッチにMラインを使っていることに魅力を感じてくれたことです。女性的な見かただと正直驚きました。あとシートバックのMマークが光ることも女性ウケしそうですね」
──そんな細かいところに魅力を感じるなんて、それは驚きますね。
「あと、最新の技術によってサーキットでの速さとストリートでのコンフォートな乗り味を高いレベルでバランスさせていることにラグジュアリーさを感じるのではないかと思います」
──では、M4に乗れば女性にモテると断言できるのですね。
「はい。私の周りではM4は『モテ4』の略だという人がいるくらいです(笑)」
──それなら間違いないですね(笑)。最後に聞きますが、4シリーズより300万円以上高いM4は買いなのでしょうか。
「買いです。M4はサーキットではない一般道でも乗れば刺激を与えてくれ、どんなステージでも自信を持って走る事ができますし、高い速度域でも余裕で走れます。アベレージスピードの高さは素晴らしいですね。またスパルタンな乗り味でサーキットを刺激的に走れるクルマでありながら、女性でも乗れるような乗りやすさを持っている事も大きな理由になりますね」
──なるほど、普段使いで刺激を感じられるのは魅力ですね。
「あと声を大きくして言いたいのは、とかくサーキットでの性能が強調されるM4ですが、普段使いを想定した一般道での走行性能が優れているということ。先ほども話したようにエンジンはトルクがあるため、運転に余裕ができるだけでなく燃費にも貢献しています。とにかく速いM4ですが、トルクが大きいことでゆったり走りたくなりますし、ゆったり走行しても楽しい。またターボエンジンなのに低回転でのギクシャク感の少なくクルマをスタートさせる時のスムーズさ、駐車場内での極低速域での走行がMモデルではない標準ラインナップ車のようにこなす事ができるなど、誰にでもお勧めできるクルマといえます」
──荒さん、ありがとうございました。M4の魅力はサーキット性能だけでは語れないということですね。M4の購入を考えている人にとって、今回、荒さんが語ってくれた数多くの魅力はとても参考になると思います。
そんなM4にオパール・ホワイトのメリノ・レザー・シートとピアノ・フィニッシュ・ブラックのインテリア・トリムが織りなすモノトーンの室内空間が特徴の「BMW M4クーペ INDIVIDUAL エディション」(10台限定)と、
カーボン・ファイバー製のフロント・スプリッターやリヤ・トランク・スポイラーを装着し、スポーティさを際立たせた「BMW M4クーペ M PERFORMANCE エディション」(17台限定)と個性的な2種類の限定車が10月9日に発売されます。
●Individual
http://www.bmw.co.jp/jp/ja/newvehicles/mseries/m4coupe/individual/
●M Performance
http://www.bmw.co.jp/jp/ja/newvehicles/mseries/m4coupe/m_performance/
荒さんイチオシのM4、購入を考えた人にとっては大注目の特別な限定車。ただでさえスペシャルなM4のさらに希少価値まで加わるこの2種類、見逃すことはゼッタイできません!! 少台数なので行動はお早めをお勧めします。
(注)M Performance Editionは正規BMWディーラーでも特別なM認定ディーラーだけでの発売になります。
【テヅカ・ツヨシ】