【荒聖治さんに聞く】 BMW Mシリーズに込められた3つの「M」の意味とは?(PR)

──それでは荒さんにM4の魅力や4シリーズとの違いについて語ってもらうのですが、まず「marvelous(驚くべき)」な魅力とはどこにあるのですか?

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「M4の印象をひと言で表すと『とにかく速い』。それはサーキットではなく一般道を走ってもわかる速さですね。とくにエンジンを高回転まで回したときの加速は圧倒的で、スロットル操作に対してリニアな特性で発生するパワーは、低回転から高回転までトルクの落ち込みや谷を感じさせず、全域でパワーを感じます。高回転でのパワーの落ち込みを感じず気持ち良いフィーリングをドライバーに与えてくれるんですよ」

──それは驚くべきエンジン性能ですね。先代モデルといえるM3クーペがV8エンジンを搭載していたことに比べM4は直6に変わりましたが、そのあたりについては試乗してどうでした?

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「先代モデルのM3クーペに搭載されていた4リットルV8エンジンの気持ち良さやサウンドとは種類が違うものの、フラットで太いトルクがあるため一般道、高速道路どちらでも一定の速度で走り続ける事ができますよ。上り勾配になった時にも速度低下の影響が少なく、少ないコントロールでドライバーが狙った一定のペースをキープしやすいのが特徴だと感じました」

──トルクがあるエンジンはドライバーにとって運転しやすいですもんね。ただ4シリーズと比べて、乗ったドライバーがすぐに特別なクルマだとわかるものでしょうか?

「M4がスーパースポーツだと実感するのはエンジンをスタートさせたときのサウンドだけでもすぐにわかりますよ! ドライバーをレーシーな気分にさせてくれる音ですね。あと動き出してすぐに感じるのが(ボディが)しっかりと引き締まっている感覚です。サーキットで走る事を重視して開発されたクルマだと言う事をすぐにイメージさせる引き締まった乗り味といえますね」

──サーキットでの走行性能を重視しているM4は、走行中の乗り味はやはり堅めですか?

「市街地ではゴツゴツ感を感じ、普段乗りでは厳しいのかと想像してしまうと思いますが、サスペンションをコンフォートモードにする事で滑らかな乗り味へと変化し、市街地での速度域でも不快な感覚を少なくしてくれますよ。市街地を走る場合スポーツモードではなく圧倒的にコンフォートモードのほうが印象がいいですね。とはいえ高速道路を走る速度域でもダンピング不足は感じませんし、ギャップを超えた時のボディの上下動も気になりません。ロール量が増える感覚は抑えられ、フラットで滑らかな乗り味を体感できるコンフォートモードは一般道を走行する場合、このモードでカバーできるのではないでしょうか」

──コンフォートモードで走行すれば、同乗する方から乗り心地についての不満は出なさそうですね。いま話していただいた以外でM4に試乗したことでわかったことはありますか?

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「このクルマに乗ってすぐ、普通に巡航できる速度域がとても高いところにあるということを感じましたね。それは高い速度で無理せず普通に巡航できるエンジンパワーに加え、グリップレベルの高いシャシー性能というパッケージによる高い完成度によるものなのでしょう。あと、ステアリング操作に対しての操舵感の重さは、グリップレベルの高いスポーツカーだと感じました。操舵感の重さを別にして、ステアリング操作に対するクルマの反応は低速域でもシビア過ぎる感覚は少ない。轍にとられてフラつく事も少なく、クルマが安定している事をドライバーに感じさせてくれるのは嬉しいポイントです」

──なるほど、M4の走行性能はまさに「marvelous」だということですね。続いて、走行性能以外の魅力について聞いていきましょう。