最高出力110kWの2.0リッター4気筒エンジンに、10kWの電気モーターを組み合わせ、リニアトロニックと呼ばれるCVTによって変速するというのが、インプレッサ スポーツ ハイブリッドのパワートレインのプロフィールです。
10kWの駆動モーターとCVTを使い、さらにニッケル水素電池のハイブリッドといえば、同様のパッケージのセンパイ格にあたるシステムが他社に存在しています。
それが、ホンダの「IMA」なのです。
ホンダの小排気量ハイブリッドは、後継システムの「スポーツハイブリッドi-DCD」に着々と切り替わっていますが、IMAという名前の由来にもなっているようにモーターをエンジンのアシストに使うという発想で生まれたマイルドハイブリッドです。
そしてホンダの「IMA」といえば2009年のデビュー時におおいに注目を集めたインサイト(2代目)が記憶に残っているところでしょう。1.3リッターエンジンとモーター、CVTというハイブリッドを積むインサイトを、新しいインプレッサ スポーツ ハイブリッドと比べることで、生まれた時代や開発コンセプトの違いを感じることができるかもしれません。