インプレッサハイブリッドをホンダのハイブリッドと比べてみると?

 

それでいて、インプレッサ スポーツ ハイブリッドのJC08モード燃費は20.4km/L。2009年モデルのインサイトは、JC08モードで26.0km/Lでした。メーカーが異なるので単純比較はできませんが、排気量が1.5倍も違うことを考えれば、ワンモーターハイブリッドの燃費性能も着実に進化していると実感できるのです。

なお、エネルギーフローを見ていると、いずれのモデルでも電気モーターだけで走行しているシーンはありますが、意外にも車重に対してモーター出力が小さいインプレッサのほうがEV走行を積極的に使っているように思えます。

こうしてエンジンを使わない走行シチュエーションを増やすことも、燃費性能の進化につながっているのです。

GPE_hybrid

●インプレッサ スポーツ HYBRID 2.0i-S EyeSight主要スペック
車両型式:DAA-GPE
全長:4420mm
全幅:1755mm
全高:1490mm
ホイールベース:2645mm
車両重量:1500kg
乗車定員:5名
エンジン型式:FB20
エンジン形式:水平対向4気筒DOHC
総排気量:1995cc
エンジン最高出力:110kW(150PS)/6000rpm
エンジン最大トルク:196Nm(20.0kg-m)/4200rpm
モーター型式:MA1
モーター形式:3相交流同期電動機
モーター最高出力:10kW(13.6PS)
モーター最大トルク:65Nm(6.6kg-m)
変速装置:CVT
燃料消費率:20.4km/L (JC08モード)
燃料タンク容量:52L(無鉛レギュラーガソリン)
駆動バッテリー種類:ニッケル水素電池
タイヤサイズ:215/50R17 
メーカー希望小売価格:263万5200円

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(撮影・文:山本晋也)

 

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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