オレンジのさし色は、なんとアッパーボックスの全面に施されているのです。
塗装ではなく、こうしてパーツをオレンジ色とすることで、コスト面からも全グレードへの採用を実現したといいます。
小型なスライドドア・ミニバンというと、ヤングファミリー向けに特化したキャラクターを想像しがちですが、シエンタは「ダウンサイジングを求めるミドル・シニア層も含めた、幅広い世代に『モテ』ることを目指して、そのために優しさとオシャレを絶妙にミックスしている」といいます。
そのためにスライドドアの四角いクルマという概念を打ち破るのがシエンタの重要なコンセプト。そうしたチャレンジを象徴するひとつが、オレンジ色のアッパーボックスといえるのかもしれません。
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