ダンパーが動く際のフリクションの変動を抑えることで、極わずかなストロークでも減衰力が利くようにすることで、路面のギャップを越えたときの振動を抑えたというもの。
改良前からリヤのダンパーは、微小なストロークでもきちんと仕事をさせるようリンクリヤとの取付位置を外側に移動させ、レバー比(ダンパーとタイヤのストローク比)を改善させているそうですが、体感的にはかなり洗練された印象です。
とくに、信号の多い街中など中・低速域での当たりがマイルドになり、駐車場内を徐行する際などもかなり洗練された印象で、これなら安心して小さな子どもがいるファミリーにもオススメできそう。
さらに、後席周辺に制振材や吸音材を追加し、高速走行時の風切り音やロードノイズを低減したそうで、今回は高速道路を走る機会はありませんでしたが、NVHの改善は大歓迎。
また、「1.6GT EyeSight」の燃費が17.6km/Lに向上し、エコカー減税の自動取得税60%軽減、重量税50%軽減は同グレードの人気を高めるはず。
300ps/400Nmを誇る2.0L DITを積む2.0GT系も魅力ではありますが、動力性能的には公道では1.6L DITで十分なだけに、乗り心地も燃費も改善した「1.6GT EyeSight」がカタログモデルの中ではイチオシです。
■スバル・レヴォーグに「死角の見える化」を図った「アドバンスドセイフティパッケージ」を設定
https://clicccar.com/2015/04/16/303053/
(文/塚田勝弘 写真/小林和久)