5月3日の決勝。スターティングドライバーは井口卓人選手。スタート直後の第一コーナーはポジションをキープ、コカコーラーコーナーから最終コーナーまでは得意のコーナーリングでペースを上げるも、特にFIA GT3勢と10km/h近くが差あるストレートスピードのためにじりじりとポジションを落とし13位まで後退してしまいます。
しかし、8周目に第一コーナーで起きたアクシデントからのセイフティーカー導入でライバルたちとの差が詰まり、再スタートの16周目以降、20周目から再び順位を上げていくこととなります。
500kmの長丁場で規定ピット回数が2回という今回のレース、25周を過ぎたあたりからライバルたちが次々とピットインを開始し順位が変動するなか、#61 SUBARU BRZ R&D SPORTは6位というポジションでピットイン、井口選手から山内選手へとドライバーを交替し、再び戦線に戻っていきます。
その山内選手、トップスピードでは明らかに差があるライバルたちと互角以上の戦いを見せ、ポジションをさらにアップ。とくに第3セクターのキレは他のライバルたちを寄せ付けません。60周前後から2回目のピットインを始めるライバルたちを尻目にロングラン作戦を発揮、70周目に2位という好位置でピットイン。最後のスティントを井口選手に託します。